国分寺よいとこ一度はおいで。


若手を育成できるほど偉くなった訳では決してなく、むしろ自分がいろんな
方々に育成されている真っ最中ではあるのですが(きちんとその通り成長できて
いるかといわれると…スミマセンがんばります)、それでもこうした機会を
いただいたからには、自分より下の世代の大学院生に有効活用してもらえる
ように考えていくのが、こんな自分を育成・指導してくださっている方々への、
せめてもの恩返しだと思うのです。


…という訳で、下記のような催しを開催します。登録も参加費も不要です。
ポピュラー音楽研究の未来を背負って立つ若者たちのためにも、皆さまの
ご参加を心からお待ちしております。8月3日は国分寺でキミと握手!(笑)

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日本ポピュラー音楽学会 第3回関東地区例会(修士論文構想発表会)


日時:8月3日(日) 13:30〜 17:00


会場:東京経済大学 国分寺キャンパス 6号館6階 共同研究室3
   JR中央線国分寺」駅下車 南口を新宿方面に徒歩13分
   http://www.tku.ac.jp/%7Ekoho/access/index.html


   *当日は休日ですので、建物は施錠されています。参加される方は、
    必ず正門守衛所に立ち寄って、指示を受けてください。
   **車でのご来場はお避けください。


修士論文構想発表会


1.〈ポピュラー音楽=批評〉
  ―ポストモダンの現在、(社会システム論あるいはメディア論)的考察―


 石川千穂(筑波大学大学院)


修士論文では、音楽雑誌における批評の営み――特に九七年創刊の『スヌーザー
という音楽雑誌を基軸に――から日本のポピュラー音楽におけるポストモダン
状況の一局面を描き出すことを考えている。今回は、先行研究、方法論や章構成案、
問題関心等を整理・報告を中心に検討したい。



2.ゲーム音楽研究の諸問題


八木亜希子(東京藝術大学大学院)


ゲーム音楽に関する言説には、自身のゲーム体験に密着したものとして音楽を語る
「ゲーム優位型」と、ゲームからは切り離し個別に鑑賞するものとして論じる
「音楽優位型」との相対する傾向が見られる。本論では、そこに同じ「ゲーム音楽
という言葉のもとに論じる統合的な視点が欠けていることに着眼し、ゲームプレイと
いう活動がもたらす音楽経験を整理して論じること、さらには前述のような認識の
ずれが生まれる要因を探り出すことを目的とする。


司会:溝尻 真也(東京大学大学院, 日本学術振興会特別研究員)


問合せ先:東谷護(研究活動担当理事) touya@seijo.ac.jp