2007-01-01から1年間の記事一覧

忘れはしないよ、時が流れても。

気がつけば、九州の片田舎から東京に出てきてもう丸5年 (つくば時代も合わせると丸9年!)が過ぎてしまいました。 現在の大学院に入ってから、という単位で考えても既に3年が 経過している訳で、そろそろ自分も「東京の研究者(見習い)」を 自称しても怒ら…

夢見ることだけ、それしか出来ない。

難波功士『族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史』青弓社、読了。 氏の著作を読んでいつも思うのは、「いったいどうすれば人はここまで 本を読めるのか」ということ。「ペンペン草も生えない」という表現が あるけれど、難波氏の研究の後には、当にペ…

戦え!何を?人生を!

研究者なんて職業を目指している時点で、自分が社会の果ての果てにいることは 自覚しているつもりなんやけど、「人文系の」「学際領域で」「文化研究」を やるってことは、その研究者業界の中でも果ての果てで生きていくってことな訳で。 分かってはいたこと…

後輩の皆さんへ 〜ミュージックビデオを「研究」するということ。

ミュージックビデオ関連の研究をいろいろググって調べて(遊んで)いたら、 とんでもないものを見つけてしまいました。 「本論文では、以下のような内容で論じている」 1.メディアとしてのミュージックビデオ 2.広告としてのミュージックビデオ 3.節合文化とし…

東京から考えてみた。

東浩紀・北田暁大 2007『東京から考える』日本放送出版協会、読了。 「わかりにくいことをわかりにくいまま考える」ことの是非については賛否両論 あるやろし、どちらの言い分も分かる気がします。そんなに簡単に結論の出る 問題ではないと思うけど、これから…

心理学部をめぐる病い。

飲み会の席とか、授業が終わった後とか、mixi日記とか、 いろんなところで怒りをぶちまけているのですが、 樋口康彦『「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか?』(講談社α新書)、 やっぱり、あまりにも、いくらなんでも、ひどすぎる。 (この本の元になっ…