声は電波に乗って
2017年12月28日のTBSラジオ『荒川強啓デイキャッチ』内の、「ニュースクリップ」コーナーにて、私が2015年に出した論文「オーディオマニアの生活史―〈媒介〉としてのメディア技術をめぐる語り」(『現代風俗学研究』16号,現代風俗研究会東京の会)が紹介されていました。論文の内容はこちら。
紹介してくださったのは、お笑い芸人のサンキュータツオさん。漫才コンビ「米粒写経」のメンバーとして活動しつつ、全国の研究者たちの「何の役に立つのかはわからないが、研究への情熱だけは伝わってくる面白い論文」を集めていて、その名も『ヘンな論文』という著書まで出している方です。番組内では、お笑い芸人らしくツッコミを入れながら面白おかしく紹介されていたのですが、論文の一番大事な部分はきちんと理解してくださっていたのは、さすがでした(何せサンキュータツオさん自身が早稲田で大学院博士課程まで進んでいる方なので)。
オーディオマニアの語りを紐解きながら、彼らが経験してきた社会とメディア技術のあり方を記述するという、いろんな意味でマニアックな論文なので、ほとんどの人には何が何やらだと思うのですが、それでも、少しでもこうして面白いと感じてくれる人がいるとすれば、それは論文よりも、インタビューに応じてくださった方々の語りが持っている力だと思います。
あと個人的には、ラジオというメディアでこうやって紹介していただけたのは素直に嬉しい。昔もいまも根っからのラジオ好きなので。さらに、出演していた山田五郎さんに面白がってもらえたのも結構嬉しい(実はファン)。
ちなみに論文紹介という意味では、2011年に出した論文「ビデオテクノロジーの歴史的展開にみる技術/空間/セクシュアリティ」(『愛知淑徳大学論集メディアプロデュース学部篇』2号)を、ある東京大学大学院生の方がこちらの記事で紹介してくださっていました。どうもありがとうございました。
これからも、自分が心から面白いと思える題材に向き合って、その面白さを理解し、伝えられるような論文を書いていきたいと思っております(たぶん次の題材は「日曜大工趣味の歴史」になるはず)。みなさま引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
- 作者: サンキュータツオ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: 文庫
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大晦日は200円持ってビッグサイトへGO!
2017年12月31日(日)に東京ビッグサイトで開催されるサブカルチャーの祭典・コミックマーケット93(3日目)に、目白大学3年ゼミと武蔵大学2年ゼミが同時出展します。
目白大学3年ゼミ生で構成される「目白大学メディア文化ゼミ」のブースでは、東京近郊のフェスをフィールドワークした調査成果集『Fes! Fes! Fes!』を頒布します。
いわゆる大規模音楽フェスではない「○○フェス」を調査し、その魅力を紹介しました。うどんフェス、パンのフェス、デザインフェスタ、そして地域密着型のアートフェスなどに焦点を当て、主催者や来場者へのインタビュー、プログラム紹介、実地レポートなど、盛りだくさんの内容でお届けします。
さらに武蔵大学2年ゼミ「武蔵カルチャー調査隊」ブースでは、7ヶ月をかけて準備してきたインタビュー調査報告書『週刊武蔵』を頒布します。ロック音楽ファン、ボカロファン、バンギャル、年輩ジャニーズファンなどの音楽ファンをはじめ、レンタルDVD店員、就活中の大学生、ひとりご飯常連者など、いろいろな「普通の人」に話を聞きながら、そういった行為に込められた意味や社会とのつながりについて考えた論文集です。
◆コミックマーケット93(3日目)
2017年12月31日(日)10:00-16:00
東京ビッグサイト(りんかい線「国際展示場駅」下車徒歩7分、ゆりかもめ「国際展示場正門駅」下車徒歩3分)
・目白大学メディア文化ゼミ(Fes! Fes! Fes!)
評論・情報エリア 東6ホール ナ-41b
・武蔵カルチャー調査隊(週刊武蔵)
評論・情報エリア 東5ホール ハ-52a
今回も2冊とも大出血確実の1冊100円、さらに両方お買い上げいただいた方には担当教員のサインもプレゼントします!
これまで4年間にわたり文学フリマやコミティアなどのイベントに出展を続け、今回5年目にしてついに大晦日のビッグサイトに乗り込むことになりました。年越しそばのお供に、紅白歌合戦の前座に、溝尻ゼミの2冊の雑誌を、どうぞよろしくお願いします。
勤労感謝の日は200円持って文学フリマへGO!
今年もゼミプロジェクトが大詰めを迎えております。目白大学社会学部メディア表現学科3年ゼミでは「スバラシキボクラノジダイ」プロジェクトと銘打ち、現在の大学生が生きてきた1990年代から2010年代のコンテンツを紹介・分析する雑誌を制作中です。
平成仮面ライダー、ボーカロイド、ウルトラマン(ネクサス)、金田一少年、ジャニーズ、朝ドラ、エレクトロミュージックなどなど、彼/彼女らがどのようなコンテンツとともにこの約20年間を生きてきたのかが分かる1冊です。
毎年、やる度にどんどんハードルが上がっていくこのゼミプロジェクト、昨年度の成功に調子に乗りすぎたゼミ生たちは、今回とうとう124ページフルカラー雑誌を1冊100円で頒布するという大暴挙に出ております。
1年分のゼミ予算のほぼ全額をツッコんで作り上げた渾身の一冊『娯楽(こんてんつ)のすゝめ』。11月23日(水祝)東京流通センターにて開催される文学フリマにて頒布します。2階Fホール・オ-61,62ブースです。みなさまぜひお買い求めください。
しかも、その上、さらに、今年の文学フリマは2倍オトク!
実は、武蔵大学で担当しているメディア社会学実習(2年ゼミ)で制作した雑誌も頒布してしまうのです。こちらは「現代メディア文化研究プロジェクト」として、メディア文化にかかわるさまざまな事象について調査を行い、まとめた論文集です。テーマも自撮り、女性プロ野球ファン、フェス、少年ジャンプ、スポーツバー、ラノベ、メンヘラ、応援上映、ジャニーズなどなど、盛りだくさんの15論文を収録。こちらも充実の内容でお値段据え置き100円!
2年生ゼミだって、やろうと思えばここまでできる。武蔵大学社会調査報告書『武蔵、襲来』は、目白大ブースのお隣、2階Fホール・オ-59,60ブースでの頒布です。
第二十三回文学フリマ東京は、11月23日(水祝)、大田区の東京流通センター(東京モノレール「流通センター」駅下車すぐ)で開催されます。なおイベントの開催時間は11時〜17時ですが、例年14時過ぎには完売してしまうことが多いので、ゲットしたい方はお早めに!(と煽って完売を目指す)
第89回日本社会学会大会で報告します
2016年10月8日(土),10日(日)に、九州大学伊都キャンパスで開催される第89回日本社会学会大会で、個人報告を行います。
今回の報告テーマは「日本における日曜大工趣味の生成と展開」。ここ数年、関東学院大学の神野由紀さんを中心に進めてきた、手づくり趣味に関する歴史研究プロジェクトの成果の一部を発表する予定です。日時は10月8日(土)の午前中、「文化・社会意識(2)」会場(2202教室)です。
メディアの歴史研究を続ける中で、ラジオやオーディオといった機械を自作する人たちに出会い、そもそも趣味として実用品を作るってどういうことなんだろうか?という疑問に行き着きました。そんなときに頭に浮かんだのが、この日曜大工という営みでした。
まだまだ手探り状態で進めている研究プロジェクトではあるのですが、アメリカ・イギリスのDIY文化との連続/断絶であったり、1970年代には会員数が4万人を超えていたという大規模日曜大工サークルの存在だったり、ホームセンター業界の栄枯盛衰だったり、とにかく面白いトピックがてんこ盛りの領域なので、これらのトピックを突き合わせながら「日曜大工を通して見る日本の1970年代」について考えてみたいと思っています。
日本社会学会は、毎回顔を出している割には実は最近まで非会員でした。ただ今回は自分の出身地・福岡での開催ということで、ぜひとも報告したい!と、一念発起してエントリーしました。
故郷に錦を飾れるのか?それとも福岡人の面汚しになってしまうのか?ぜひ会場で見届けていただければと思います。
図書新聞に書評を書きました。
『図書新聞』2016年7月16日号に書評を書きました。
「メディアをめぐる混沌、および混沌が持つ可能性」というタイトルで、飯田豊(2015)『テレビが見世物だったころー初期テレビジョンの考古学』青弓社. の書評を掲載しています。
正直、書評を書くのはあまり得意ではないのですが、飯田さんは大学院の先輩でもあり、非常に近い研究領域でいつも勉強させていただいている方でもあるので、やはり逃げるわけには行かないよな…と、覚悟を決めて今回の書評執筆をお引き受けしました。
書評を書くための読書は、そうでないときの読書に較べて何倍も時間がかかるのですが、逆にいえば、普段いかに大事なところに気づかないまま読み飛ばしてしまっているかを痛感させられる作業でもあります。仕事の忙しさにかまけて、なかなか落ち着いて本も読めない状況が続いていたのですが、やはり本をじっくり読めなくなったら研究者として終わりだな…と、改めて反省することしきり。
なかなか一般には流通していない新聞ですが、お近くの図書館に行けば読めると思いますので、ご笑覧いただければ幸いです。そして興味を持っていただけたら、ぜひ『テレビが見世物だったころ』もご覧ください。メディア史の面白さと奥深さを存分に堪能できる一冊です。
- 作者: 飯田豊
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2016/03/18
- メディア: 単行本
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読もうぜー書こうぜー楽しもうぜー
新しい年度が始まって仕事も(ほんの)少し落ち着いてきたところで、毎年恒例、1年間のライブ振り返りです。
日程 | アーティスト | 会場 | |
1 | 4月12日 | HINTO | 新代田FEVER |
2 | 4月18日 | 風味堂 | duo MUSIC EXCHANGE |
3 | 4月22日 | 氣志團,キュウソネコカミ | ZEPP TOKYO |
4 | 5月8日 | クリープハイプ | NHKホール |
5 | 5月21日 | the telephones | 日本武道館 |
6 | 5月24日 | TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL (KANA-BOON, BABYMETAL, ゲスの極み乙女。キュウソネコカミ, the telephones, 在日ファンク) | 新木場・若洲公園 |
7 | 6月14日 | 東京60WATTS | 南堀江knave |
8 | 7月2日 | フジファブリック, ウルフルズ | ZEPP Divercity Tokyo |
9 | 7月11日 | 東京60WATTS | 秋葉原GOODMAN |
10 | 11月27日 | 堕落モーションFOLK2 | 吉祥寺Star Pine's Cafe |
11 | 11月29日 | フジファブリック | NHKホール |
12 | 11月30日 | FUNKIST | Shibuya O-WEST |
13 | 12月20日 | tobaccojuice | 吉祥寺Star Pine''s Cafe |
14 | 1月13日 | 在日ファンク, cero | EX THEATER ROPPONGI |
15 | 1月30日 | 渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz, caferon) | 豊洲PIT |
16 | 1月31日 | 鶴 | 渋谷CLUB QUATTRO |
17 | 3月17日 | Awesome City Club, APOGEE | 渋谷CLUB QUATTRO |
18 | 3月26日 | SEKAI NO OWARI | 幕張メッセ |
2015年度は前年度から1本増えて、18本のライブに参戦していました。
平均すれば月1.5本程度行ってることになるんだが、4ヶ月近く行っていない時期もあれば(7月〜11月)、4日で3本行ってるときもあったりして(11月27,29,30日)、本当はもう少し平準化したい。でも、こればかりは自分の都合ではどうしようもないんだよな…。
昨年度の最大のトピックは、何と言ってもthe telephonesの活動休止。さいたまスーパーアリーナでのラストライブに(仕事のために)行けなかった悔しさは、たぶんずーっと引きずり続けると思う。
また、10年近く追いかけ続けてきたtobaccojuiceの活動休止も悲しい出来事。まあでも、考え方を変えれば、この厳しい音楽業界で、これだけ長い間素敵な曲を作り続けてくれたことに、お礼を言うべきなのかもしれない。
「踊れるロック」の先駆者だったthe telephonesが活動休止した一方で、2015年度初めてライブに行ったアーティストにceroやAwesome City Clubなどのシティポップ系バンドがいるのは、ここ数年の邦楽ロック周りの動向を完全に反映しているんだろうと思う。
自分は渋谷系をリアルタイムで覚えているギリギリの世代なので、こういうバンドが注目を集めるのは素直に嬉しい。別に「踊れるロック」自体は、KANA-BOONを筆頭にまだまだ元気だし、それに加えてこうした選択肢が増えるのは、音楽ファンとしては喜ぶべき事態だと思っていて、そういう意味で自分はジャンル原理主義者にはなれない人間だったりする。
ポピュラー音楽研究者(この業界にジャンル原理主義者は意外に多い)の方々と話してても、その辺の温度差に驚くことは多い。
やっぱり自分は楽しいことが好きで、何かを楽しんでいる人について考えることも好きで、そんな人たちが、何を、どのように、楽しいと思っているのか、そもそも「楽しむ」とはどういうことなのかを追求していきたいんだと思う。
最近は日曜大工趣味の歴史研究などにも手を出していて、もはや何が専門なのか自分でもよく分からなくなりつつあるのですが、追求したいと思えることを追求すること。そうした研究自体を自分が楽しむこと。あわよくば、その成果物である論文を読んでくれた人にも楽しんでもらうこと。そんなことをぼんやりと考えながら、2016年もお仕事していく所存です。
- 作者: M.チクセントミハイ,Mihaly Csikszentmihalyi,今村浩明
- 出版社/メーカー: 新思索社
- 発売日: 2001/01/01
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【ゼミ生向け連絡】2月の課題文献
目白大学3年ゼミ生のみなさんへ、春休み(2月)の課題文献を挙げておきます。
提出してもらったテーマ案を元に、少し広い文脈で研究の視点や対象の歴史について考えるための文献を1冊、個別具体的なテーマについて考えるための文献を1冊、計2冊を紹介しています。基本的に1→2の順番で読むようにしてください。
すべて大学図書館で借りることができますが(あるいはwebから入手可能)、一部は岩槻図書館からの取り寄せになるので、早めに手続きを行うようにしてください。
なお読むときは、単に読み流すのではなく、自分がこれから卒論を書く上でヒントになりそうな視点が書かれている部分や、そのまま論文にデータとして使えそうな部分を、コピーするなり抜き書きするなりして、必ず後から参照可能な状態にしておくようにしましょう。その際はページ数も忘れずにメモしておくこと。ページ数がわからないと、後から論文で参照・引用しようと思っても全く使うことができず、もう一度調べ直さなければならなくなります。
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・「実況」の意味
1 猪瀬直樹(2002)『欲望のメディア』小学館
2 瓜生吉則(1999)「テレビを<聞く>経験」伊藤守・藤田真文編『テレビジョン・ポリフォニー』世界思想社
・震災と音楽
1 レベッカ・ソルニット(2010)『災害ユートピア』亜紀書房
2 円堂都司昭(2013)『ソーシャル化する音楽』青土社
※円堂(2013)は、特に第3章を中心に読むとよいです
・音楽とSNS
1 木村忠正(2012)『デジタルネイティブの時代』平凡社
2 永井純一(2013)「定量調査からみる若者の音楽生活」『神戸山手大学紀要』15号,神戸山手大学
http://www.kobe-yamate.ac.jp/library/journal/kiyo_univ15.shtml
・社会におけるノイズと音
1 鳥越けい子(1997)『サウンドスケープ』鹿島出版会
2 中島義道(1999)『うるさい日本の私』新潮社
・色がもたらす効果
1 伊藤公雄・牟田和恵編(2006)『ジェンダーで学ぶ社会学』世界思想社
2 城一夫他(1996)『色彩の歴史と文化』明現社
・女性専用空間について
1 伊藤公男他(2002)『女性学・男性学』有斐閣
2 堀井光俊(2009)『女性専用車両の社会学』秀明出版会
・西武新宿線
1 原武史(1998)『「民都」大阪対「帝都」東京』講談社
2 原武史(2012)『レッドアローとスターハウス』新潮社
・戦争とプロパガンダ広告
1 木下和寛(2005)『メディアは戦争にどうかかわってきたか』朝日新聞社
2 半藤一利(2004)『昭和史(戦前編)』平凡社
ここから先は個別に事情が異なりますが、ここに挙げた2冊を読むのは同じです。
・スポーツにおける試合前イベント
黒田勇編(2012)『メディアスポーツへの招待』ミネルヴァ書房
原田宗彦(2015)『スポーツ産業論』啓林書院
・日本におけるバスケットボール
広瀬一郎(2005)『スポーツ・マネジメント入門』東洋経済新報社
原田宗彦(2015)『スポーツ産業論』啓林書院
※試合前イベントとバスケットボールの2人については、
いきなりイベントやバスケの話に入る前に、
まずは、スポーツはいかにしてイベントとして成立するのか
また、スポーツはメディアを通していかにして広がっていくのかについて、
これらの本を読んで勉強してみてください
・視覚,聴覚と「感動」
小沼純一(2013)『映画に耳を』ディスクユニオン
宮本啓(1994)『映画音楽への招待』丸善ライブラリー
※心理学の方法論を専門的に勉強しないまま心理学的な実験を行っても、
適切なデータを得るのは非常に難しいので、あまりお勧めはしません。
まずは映画と音の関係についての基礎的な知識を勉強した上で、
今後の具体的な研究の進め方については相談しましょう。
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まずはこれらの本を読んだ上で、自分が卒論で、何を、どのような視点で、どのような方法で明らかにするのかを、自分の中で明確にする作業を行ってください。
そのときは、ゼミの中で何度もお話ししてきた「Aを通してBを見る」(B>A)考え方を忘れずに。卒論を書くとは「対象について調べる」のではなく、「対象について調べることを通して対象の向こう側にあるさらに大きな何か(社会のありようや人びとの意識や産業構造や歴史的な変化)を見つけ出す」という作業ですので。
それでは、みなさん充実した春休みを。